こんにちは〜
じゃがでん です!
あなたの会社で、こんな現象はありませんか?
- 社内の2つの目標が互いに足を引っ張り合っている
- 上司からの指示と、上司の上司からの指示が違う
このように複数の目標や指針がある場合は、コンセンサスを取っておかなければ矛盾が生じてしまいます。これを防ぐ最も簡単な方法は、優先する上位の目標がどちらなのかを明確にしておくことです。さらに言えば、一度に取り組む目標は一つに絞ってしまうことです。
そしてこれは、会社に限らず個人の目標にも言えることなんです!
会社のふり見て我がふり直せ!
今回は、目標設定で陥りがちなミスについてお話ししていきます。
目標設定で陥りがちなミス
- あれもこれもで何もできない
- あちらを立てればこちらが立たず
- 多すぎて忘れてしまう
- 複雑過ぎてわからない
- 達成の根拠がない
- 抽象的過ぎる
- 自己完結しない目標
1.あれもこれもでなにもできない
「二兎を追う者は一兎をも得ず」と言われる通り、欲張って同時にすべてを得ようとしてもうまくいきません。これからまだやったことのないことに挑戦しようとしているわけですから、ひとつクリアするのもそう簡単ではないはず。それを2つ、3つ同時にやろうというのは無謀です。むしろ設定する目標は簡単なくらいがちょうどよいのです。
大きな目標は一つにしぼり、そこにたどり着くための道筋に小さな目標を設定するのがおすすめ。
小さな目標は簡単に達成できるぐらいまで細かく分解し、挫折ではなく達成感をたくさん得られるよう工夫しましょう。
2.あちらを立てればこちらが立たず
大きな目標は無論、ひとつにしぼるべきですが、小さな目標は複数立てる必要が出てきます。それは、何をすればいいのかをより具体的にするためです。行動しなければならない内容が具体的であるほど、人は迷いがなくなり、ストレスなく行動にうつれます。
たとえば
朝、腕立て伏せをする
これだとまだ弱いです。
朝起きたらすぐに腕立て伏せをする
まだまだ具体的にできることはありそうです。
朝起きたらすぐに腕立て伏せを30回する
こうすると、やろうかやらまいか、いつやるか、何回やるか、など考えるヒマもなく行動するしかなくなります。
このようにあらかじめ何をするか具体的に考えておけば、その時の判断で間違ったことをしてしまうリスクも低くなりますし、自分自身を行動に仕向ける仕掛けとなります。
さて、小さな目標を複数立てることができたら、それぞれが矛盾していないかチェックします。
◆朝起きたらすぐに腕立て伏せを30回やる
◆朝起きたらすぐにジョギング30分やる
この2つの目標が同時に存在する場合、どちらを先にやればよいのか迷ってしまいます。
◆毎日夜中の1時までは副業をやる
◆毎朝6時から副業をやる
◆最低6時間の睡眠を確保する
これもよくある矛盾のケース。なるべくたくさんの時間を副業に当てれば、それだけ早く稼げるようになりますし、額も大きくなります。なるべく多くの時間を割り当てたい気持ちはわかりますが、これでは睡眠時間が確保できていないので継続できません。
この例からもわかる通り、睡眠や食事など、健康についても、計画を立てるときに組み込みを意識したほうがいいです。睡眠や栄養が不足した状態ではパフォーマンスが落ちてしまい、本来なら達成可能な目標も「なんかスイッチが入らなかった」という原因不明の理由で挫折、ということにもなりかねません。体調管理をしっかりおこなえる範囲で計画を立てるようにしましょう。
3.多すぎて忘れてしまう
一貫した細かい目標をたくさん設定することは、挫折を防ぎ、達成感をたくさん得られ、モチベーション維持に有効です。しかしあまりにも細かい目標が多い場合、自分が立てた目標を忘れてしまう可能性があります。
ここでのポイントは、小さい目標を複数設定すること自体が問題というわけではないことです。
大きな目標を細分化した小さな目標。これらを忘れないようにどこかに記録していつでも見られるようにしましょう。
紙に書くorプリントアウトして壁に貼る。または習慣化アプリ等を使用することをおすすめします。
4.複雑すぎてわからない
自分で立てたのに、目標や計画が複雑すぎてわからない。
朝7時に起きてお茶を沸かしている間に目薬をして窓を開け深呼吸し外を10秒間眺めたあと腕立て伏せを30回おこなった後サプリメントを3粒飲みお茶を入れ飲みながら副業を30分間やる
悪くはないですが・・・これは複雑すぎます。多分朝の寝起きで反射的に行動するにはハードルが高そうです。順番や回数・量・時間の数字も覚えるのにやや苦労しそうです。
目標が複雑になってしまう原因は主に「細分化できていない」からです。
可能な限り一つ一つのタスクを分解し、シンプルにし、なるべく迷いをなくす工夫をしましょう。
なんなら、重要でないタスクは省いてしまうのも手です。
5.達成の根拠がない
よくある、達成の根拠がない目標のパターンとしては「金額の設定をいきなりしてしまう」ということが挙げられます。
お金を稼いだことがない人が、いくらの金額が必要か、いくら欲しいのかだけで目標を設定してしまうことは少なくありません。
冗談みたいな話ですが、このような目標を立ててしまう経営者もいます。売上100億円!!今まで10億しか売り上げたことがない会社が・・・100億円売り上げる具体的な施策はあるのでしょうか。多分、そう簡単にできるならとっくにやっているはずですよね。つまりできる方法を考え、できない理由を取り除かなければ達成は不可能ということです。考えなしに金額の設定だけしてしまうのは、単なる「理想論」を語っているに過ぎません。
上の例のように、中には明らかに達成不可能な目標を立ててしまう人もいます。達成が不可能なわけですから、まだ始めてもいないこの時点で「既に失敗している」とも言えます。
6.抽象的過ぎる
抽象的すぎる目標は、立てていないも同じです。
たとえば、「すごい人になる」でも目標には違いないですが、何をすればなれるのか全くわかりませんよね。
しかし目標設定に慣れていない人は、どのように抽象度を下げればよいのかわからない人もいるかと思います。
そんなときは、5W1Hを意識すること。
だれが、いつ、どこで、なにを、なぜ、どのように。
特に時間の概念、「いつ」が重要です。
週に何回やるのか、時間は何時から何時までか、いつまでにやり終えなければならないかなど。
そして「数字を意識する」ことです。
仮に資格を取りたいという大目標があるなら
- 試験日を調べて、試験までに残された日数を把握。
- 合格するために必要な合計勉強時間の目安を調べる。
- 合計勉強時間を日数で割り、一日あたりの勉強時間の目安を出す。
このように数字を使うことで日々のノルマが明確になってきます。ここまで具体的になれば、日数や時間を微調整をすることも容易です。
7.自己完結しない目標
目標の抽象度が高いと起こりやすい現象のひとつに、自己完結しない目標を立ててしまうケースがあります。
たとえば
天気に左右される目標
▶大量の洗濯物を明日までに乾かす!
業界に左右される目標
▶これからUberやAIの時代だけどタクシーで稼ぎまくるぞ
他者の同意が不可欠な目標
▶〇〇さんと事業を始めるぞ!
仮にこのような目標を設定するには場合分けが必要で、
重なりがなく漏れのない複数の目標で敷き詰める必要があります。
天気が晴れたら〇〇という目標
曇りなら〇〇、雨なら〇〇・・・という具合
これでもいいのですが、できれば自分以外の要素は考えず、自分自身がどのように行動するかだけを考えた方がシンプルになります。
自分ではどうにもならないことを目標にしても意味がありません。
外的要因は、思い通りの結果にならなかったとしても、それは不可抗力であり、それについて反省する必要はありません。本当に反省すべきなのは、自分が思い通りに行動できなかった時のみです。
まとめ:目標設定も大事だけど・・・
目標設定の注意点、やってしまいがちなミスについてまとめてきました。でも当然のことですが・・・重要なことは、いかに完璧な目標設定や計画を立てても、行動に移さなければ何も変わらないということです。
よく、目標・計画を設定して、「よし、あとはこれをやれば目標達成できるぞ!」と安心してしまい、一種の満足感を得たことで、そこでやめてしまうというパターンは少なくありません。逆に言えば、目標など仮になかったとしても、行動することさえできれば、未来は変わっていきます。最初は趣味で没頭してやり続けていたことが、仕事になった。というケースも珍しくないからです。バカが成功しやすいといわれるのも、後先考えず手足が先に動いてしまうことにより計画をすっ飛ばして行動に移せるからかもしれません。
とはいえ、目標設定や計画は、目標までの道のりの地図・設計図になります。最速最短で、なるべく寄り道せず迷いなく進み成功率を上げるために、もっとも有効な手段の一つであることは間違いありません。
ですから目標設定はぜひしてほしいです。始めから完璧な目標設定にこだわりすぎず、行動に移すこと。初めから上手くいかないのは何事も同じ、目標設定も例外ではありません。完璧を求めず、アウトラインが整ったらすぐにスタートしてみることです。
きっとすぐに計画に修正が加わる要素が出てくるでしょう。はじめから完璧を求め計画に時間をかけることの馬鹿らしさにも気付くはずです。ぜひ計画と行動をセットに実践してみてほしいです。
あなたの目標達成を、こころより応援しています!
以上、じゃがでんでした~