こんにちは〜
じゃがでん です!
今回は、「考える」ことと「悩む」ことの違いを考えていきたいと思います。
そして、何かあるとすぐに悩んでしまう性格の人へ向け、どうすれば「考える」人になれるのか。
そんな話もしていきます。
考えると悩むは対義語ではない
私は、「考える」ことと「悩む」ことは、対義語でもなければ、まったく別の言葉を指すわけでもないと思っています。そもそも、なぜ人は考えられず、悩んでしまうのか。
それは、「わからない」からだと思います。
例えば、あなたが原因不明の病気にかかったとします。そして、あなたは「考える」。
- 近くの病院はどこにあるのだろう
- どの病院を選べばよいか
- 何時に行くか
こういった具体的な行動を考え始めるでしょう。これは考え方や調べ方がわかっているので、すぐに考えに至り、行動できます。しかし、その後です。どこの病院に行っても、世界中の名医に診てもらっても、その病気の原因が不明だったとします。そしたらどうでしょう。悩みませんか?
つまり、人は考え方を知っているから考えられるのであって、考え方が思いつかなくなった途端に悩み始めるのです。考えるということは、知識+悩みから生まれます。解決する糸口があるからこそ考えられるということです。悩む人はバカで、考えられる人は頭がいい、という言葉があります。これはあながち間違っていないともいえますが、考えられる人は、その分野の知識が豊富だから考えられるだけであって、別の馴染みのない分野へ挑戦した場合、悩むかもしれないのです。
悩みを解決するには知識をつけるしかない
知識は、今やインターネットの普及により、誰もが大抵のことは調べられる時代になりました。例えば「漢字」。小学校のときに書き取り練習をよくしていたと思います。これからの時代、漢字の書き取り練習は必要ですか?おそらく不要なスキルですよね。インターネットで簡単に調べられることは、わざわざ記憶しなくても良い。そう考える人も多いでしょう。
しかし、知識を頭に記憶しておくことは、大きな効果があると思っています(たしかに漢字は覚えなくて良いですが)。人は考えるとき、先程説明したように、「知識」を必要とします。ですから、知識は考えるためのガソリンのようなものです。ガソリンを頭に入れておかなければ、考えを巡らすことができないのです。探すことが簡単になったことで、近年「知識」は軽視される傾向にありますが、考えることに必要な知識だけは、何度も何度も頭の中に刷り込み、深く理解しておく必要があるのです。
考えるためにどんな知識を身に付ければよいのか
では、どんな知識を身に付け、頭にとどめておけば「考える」ことができるか。
それは ↓ のような知識です。
- 問題解決の知識
- 情報検索の知識
問題解決の知識とは
問題解決の知識とは、どのように順序立てて体系的に考えるかという知識です。
その基本は、現象と原因の違いを明確にする方法です。「現象」は実際に明確に起きたことです。多くの人が、この現象だけに注目してしまいがちです。
例えば、突然体調が悪くなったとします。「体調が悪い」という現象に対し、特に原因を考えもせず、今日は仕事を休もう、とりあえず寝よう、病院に行こう、という行動をとる人は少なからずいるでしょう。
しかし、問題解決の知識があればそうはなりません!
まず体調不良の原因を考えます。
・そういえば昨日は少し食べ過ぎたな
・薬の飲み合わせが悪かったかもしれない
・寝すぎた・・・
このように体調が悪くなる原因はたくさんのパターンが存在しますよね。では仮に、コレだ、と思う原因を「寝すぎ」や「運動不足」と考えたとしましょう。するとその解決策は、「運動し血行不良を改善すること」です。先ほど思いついたような「とりあえず寝よう」という選択肢は選ばず「仕事に行きながら体をほぐそう」みたいになるはずです。
さらに深堀りしていくならば、運動不足になる原因を考えることもできます。
運動不足の原因 → ジムに行く時間がない
なぜジムに行く時間がない? → 残業が続いている
なぜ残業が続く? → 仕事が遅い
なぜ仕事が遅い? → ・・・・
というように6階層くらい降りると、真の原因が見えてきます。このように真の原因を見極め、それに直接対策を打っていくことが問題解決の基本的な考え方です。
また、原因は複数ある場合が多いです。さっきの真の原因もひとつではなく、枝葉のように場合分けしていくことができます。
あとは違う観点で言えば、
食べすぎ & 寝不足 → 体調不良
食べすぎと寝不足のどちらか片方だけなら体調不良にならなかった、なんてこともあるでしょう。すると複合的な原因は個別に分解して対策する必要があるということも見えてきます。
情報検索の知識
知識と問題解決の方法さえわかれば、あなたの身の回りをとりまく悩みはすべて解決へ向かいます。しかしその知識がなかったらどうすればよいでしょう。冒頭の病院の例なんかがそうですね。知識がないがゆえに、問題解決の方法は知っていても、それ以上のアイデアや解決策が浮かばないわけです。それなら、新しい知識を仕入れるしか方法はありません。しかし、その知識を調べることを、ほとんどの人がやらない、またはやり方を知らない。だから「悩み」続けることになるのだと思います。
情報・知識の検索とは、簡単に言えば、Googleの使い方のことです。自分にない必要な知識をいつでもどこでも素早く仕入れる能力があれば、思考が止まることはありません。
つまり、「知識」を生み出す「知識」です。
最悪、調べ方に行き詰まったら「どうやって調べようか?」と考えるだけでいいのです。「悩んでいる」と思ったら、まず調べる癖を付けましょう。自分には今どんな知識が足りないのか「考えながら」。具体的な行動に移すことが考えることの第一歩となります。
まとめ
今回は悩む人と考える人の違いについて話しました。
悩む人は、あと一歩で考える人になれるのです。
必要なのは知識です。
私の感覚ですが、「悩んでいる人」は暇な人が非常に多いです。悩んでいる暇があったら、まず、やれ!みたいな言葉をたまに耳にしますが、あれは本当です。どんな状況でもやれることは必ずある。それをかき集めて全力でやるしかないのです。最後は根性論みたいになってしまいましたが、悩んでいる暇があるなら解決策を調べる。これが考えることにつながっていく。
このような結論です。
以上、じゃがでんでした~